高齢者の特徴
高齢者にうつが見られても、本人も周囲も「もう年なのだから」と軽視されがちです。しかし、そのままにしておくとからだにもよくない影響が現れます。例えば、もともと持病のある方の場合には悪化を招きやすく、また病気になっても治りにくくなります。若年者と比べ、身体の機能が低下しているため、回復するのに時間がかかります。高齢者のうつ病は早期発見、積極的な治療が大切です。
主なサイン・症状
- 高齢者のうつでは、憂うつや不安よりも物事に興味が持てなくなったり、いてもたってもいられないような感じがよく見られます。
- からだが痛い、だるい、疲れやすい、寝付けない、食欲が落ちるなどの身体症状が目立ち、それに隠れてうつに気づかれにくいことがあります。
- うつの時には物忘れがひどくなったり、日時や場所が分からなくなったりしますが、これが認知症と間違われてしまうこともあります。
相談機関一覧
関連情報
周りの方へ
うつに早く気付くためには、社会から孤立しないことが大切です。人とのつながりを持つようにしましょう。また高齢者を孤立させないようなサポートづくりを考えていきましょう。
一般的に休養をとることが大切ですが、高齢者の場合、体の症状や生活の支援などの細やかな支えにも配慮しましょう。